あたしの執事
あの時の絶望的な気持ちが再び蘇る


私、生まれて来なければよかったのかな??



そうすれば、誰も傷つけないで済んだかもしれない


重荷にならなかったかもしれない


お父様に

お兄様

お母様

ごめんなさい



そして葛城さん──。


あなたは何も関係ないなかったのに




私の執事だというだけで


そのせいで


巻き込んで………




ごめんなさいッッ!!
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