あたしの執事
でも、立ち上がれたのは一瞬で、私はまた地面に倒れそうになった。


しかし、私の頬が再び地面につくことはなかった。


坂上が抱きとめてくれたから……




ドッ・ドッ・ドッ…




私の意識はもうろうとしているのに、心臓の音がやけにうるさい。
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