あたしの執事
あの二年前の言葉が真実だと思っていた。


でも、違ったんだね……。


時々、あの会話を思い出す度に、なにか邪魔の前後に言ってたような気がした。


でも、期待して、期待して、違ってたら余計に悲しくなるだけだから最初から諦めてた。



よかったぁ。本当に本当によかったぁ……。



せっかく父が涙を拭き取ってくれたのに、また涙があふれだす。
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