あたしの執事
第二章〜お嬢様と執事〜

悪夢

────またこの夢────

そう、あれは2歳の時のこと。



決して一人で庭の塀の外に出させてもらえなかった。



いつも庭から見えるのは高い塀だけ。



お外どうなってるんだろう?

行ってみたいなぁ。





その時、ひらひらとアゲハ蝶が目の前を横切った。
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