あたしの執事
「危ない!!」

当時の執事である葛城が、私を抱きとめようと階段を駆け昇ってきた。




しかし、葛城と私は階段をそのままころげ落ちていった。










それ以来、私は葛城の姿を二度と見ることはなかった。



父に葛城の消息を聞いても、何も答えてもらえなかった。
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