あたしの執事
「私です。そのままにしておくと、お嬢様が風邪をひかれると思い仕方なく私が…。」






愛梨は、自分の顔がみるみる紅潮し、耳まで熱を帯びていくのを感じていた。






「お嬢様っ!!顔が真っ赤ですよ?やはりお熱を……。」




坂上がひどく慌てた様子で、心配そうな顔をしながら愛梨の下【もと】へ駆け寄った。
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