あたしの執事
愛梨は仕方なく、来た道を引き返して、伸次の部屋を去った。





「お父様が、首にしないなら、私が無理難題言って、首にしてやる!!」





愛梨はそう一人呟やくと、何を命令するかを必死に思考を巡らせた。



──そうだわ。今から夕食じゃない。




Sランク執事だかなんだか知らないけど、絶対追い出してやるんだから!!





愛梨は、さっそく食堂へと向かった。


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