よしお
「ギャー! 何やってるのっ! あなたたちっ!」




よしおの母ちゃんが入ってきた




「何もしてねぇよババア! 遊んでんだよ!」




俺は意外に若いよしおの母ちゃんを睨みつけた



「よしお!」



よしおの母ちゃんは火だるまの我が子に駆け寄った



気が狂ったように座布団で火のついたよしおの背中を叩いていた




“あ~ 面白くねぇ”




俺はしばらくソファで2人を見ていた



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