Lovejunkie~恋愛中毒~
唖然と見守る私に 涼介と吉田は饒舌に喋りだした。
適当に相槌を打ちながら話を合わせる。

不意に涼介が聞いてきた。
「なぁなぁ 何でこの店rushって名前なん?
もしかしたら コレ?」

涼介が差し出したのは RUSH書いたとシールが貼られた茶色い小瓶だった。


「鼻から吸って しばらく息を止めてみ」と言いながら私に差し出す。

戸惑っている私に 「大丈夫。効くのは ほんの一分ぐらいやから」


私はその茶色い小瓶を受け取り蓋を回した。


そして 涼介の言うとおり一気に鼻から吸い息を止めた。


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