Lovejunkie~恋愛中毒~
「ママか?」


「川野さん…」


「今 涼介から電話あって聞いたけど、大丈夫か?」

川野の優しい声にまた涙が溢れる。

「どうしよう?川野さん。
私 よっちゃんに悪いことしてしもたわ……」


「もう一回 話 聞かせてくれるか?」

夕方からのいきさつを私は喋る。
うん、うん、と川野は聞いてくれた。


「じゃあ 吉田はシャブ持ってたんやな?」


「うん」


「でも居酒屋に一緒にいた奴の話によると 車の件でとりあえず引っ張られたみたいやから。
吉田のセルシオ パクリもんやったしな。
アイツもアホちゃうから ママや涼介のことは喋らへんと思うし大丈夫やから」


「でもマンションにいた車 警察やったかもしれん」


「ずっと張っとっただけかもしれんし。
そやけどしばらく注意しときや。
なんか分かったら電話するし ママもしてきて」


「はい」



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