Lovejunkie~恋愛中毒~
「ナツ~、俺は葬式だけ終わったら すぐ帰ってくるし ここで待っときや」


「えっ…、いいんですか?」
顔を涼介じゃなく 涼介の家族に向ける。

「あ~ いいよ。ゆっくりテレビでも見とき~」涼介のお母さんが優しく声をかけてくれた。

「うちらは葬式の後も 焼き場行ったりしなアカンけど
良かったら涼介と夕方 叔父さんの家おいで。
よ~け(たくさん)人おるけど かまへんし」


「はい。ありがとうございます」


気さくな お母さんで良かった。
素敵な家庭の中で涼介は育ったんだな。

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