Lovejunkie~恋愛中毒~
昼の2時すぎに涼介だけが本当に先に帰ってきた。

「大丈夫やったん?私が待ってるし帰ってきたんやろ?」

「いいねん、俺なんか いてもいんでも(笑)
それよりナツ腹減ったやろ?出前とろう」

そう言って 電話をかけ 勝手に「鍋焼きうどん2つ!そやそや、涼介や(笑)」と注文している。

ここの鍋焼きは絶品だとか、小さい頃から よく頼んでいた店だとか教えてくれた。

鍋焼きうどんが届けられる。
「お~ オバちゃん 久しぶりやな~!」

「アンタ変わらへんなぁ!」

会話が聞こえる。
涼介が御盆にのせて持ってきた 鍋焼きうどんは本当に絶品だった。
下にキャベツの大きな葉がひいてある。これなら うどんや卵が鍋に引っ付き焦げることもない。キャベツも甘くなって美味しい!

「なっ 美味いやろ?」誇らしげな涼介の顔があった。

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