Lovejunkie~恋愛中毒~
京都南インターのホテル街の一室に私たちは泊まった。

長い一日の終わりだった。

体と頭の中は 疲労感でいっぱいなのに 私たちは 不安、恐怖、絶望…全てのそれを拭うかのように体を重ねる。


涼介の汗も息づかいも体をむさぼる指も舌も…全てが こんなにも愛おしい。

二つの異なった体が一つになる。
好きな相手としか味わえない恍惚とした瞬間。
体だけじゃなく 心までが快楽で満たされる。

神様はどうしてこんなに罪深い快楽を人間に与えてしまったのだろうか?
一度 知ってしまうと 何度もまた求めてしまう。

それは 覚醒剤も同じなのかもしれない……。

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