Lovejunkie~恋愛中毒~
突然の話に呆然とする。


「なに言うてんの?
そんなん真剣に言うてるん?」

黙ったままの涼介に

「別れるなんて言わんといて!
私が邪魔?涼介が私のことなんていらんて言うなら私は別れるけど
そうじゃないんやったら…
ってか そうじゃないって言ってよ!
イヤや!涼介と離れるなんてイヤや!」


「俺かてイヤやわ!
そやけど こんな時でもシャブもやめれん男やで。
お前に迷惑かけるだけや」


「一緒にいれるだけでいいんよ。
なんで わからへんの?
パクられても ずっと待ってるって 私 言ったやろ?
涼介が私と結婚して子供も欲しいって言うたんは嘘なん?」

泣きわめく私を涼介は きつく抱きしめる。


「ごめんな…ナツ。
こんな しょーもない男で ホンマごめんな…」



涼介の声が震えている。
涙を流す涼介を初めて見た。


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