Lovejunkie~恋愛中毒~
「涼介、私 赤ちゃんが欲しい。
涼介と私の赤ちゃんが欲しいねん」


この一言を言うだけで涙が流れた。
無理だと言われるのが百も承知だったから。
こんな いつ捕まるかも分からない状況。
将来なんて見えない。
涼介には離婚したからといっても 子供が2人いる。
店は?仕事は?金はどうする?
どう考えても無謀な馬鹿げた話だと自分でもわかってる。

私は返事をこわごわ待った。


「子供か…欲しいな。俺とナツの子供やったら可愛いやろ~なぁ(笑)」


「冗談じゃなくて 真剣に言ってるんやで!」


「わかってるわ。
でも今でもゴムも何もつけてへんのに出来てないやん?
出来たら産ませる覚悟で俺もナマでやってるわ」


「ホンマ?じゃあ妊娠したら産んでいいんやんね?」


「当たり前やろ(笑)」

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