Lovejunkie~恋愛中毒~
1LDKの15畳のリビングダイニングにしては少々 不釣り合いな大きなL字型のソファーに2人で座りながらテレビをつける。
白いレザーのこのソファーは私のお気に入りだ。


缶ビールをあけ 「あは、なんか照れるよね~」なんて私は中学生のように恥ずかしがり顔を赤くした。


たわいのない会話を一通りしたあと 涼介が体の向きを変え私の方に向く。
急にえらく真面目な顔になった。


「ママ よっちゃんとは何もないの?」


「冗談でもやめてよ。あるわけないやん」


「じゃあ今 彼氏はいるの?」


「い~ひんよ」


「ホンマ?」


「ホンマやで。嘘なんかつかへんし」


「じゃあ俺と付き合って」




「…うん」



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