Lovejunkie~恋愛中毒~
夕食は七時に頼んだので それまで時間はいっぱいある。

旅館の売店で 缶ビールやら缶酎ハイなんかを買い 私達は露天風呂に入ることにした。


明るいうちから 酒を飲み 恋人と温泉へ入れる幸せを噛みしめる。


温泉に浸かりながら

「涼介、連れて来てくれて ありがとうね。
めっちゃ 幸せやわ~」と抱きついた。


「俺もナツを独り占め出来て 幸せや~」と言いながら 湯船の中で 胸を触ってくる。


涼介の指は もうどうすれば私が感じるのかを完璧に知っている。

私は涼介の肩に唇を押し当て 露天風呂だから外に聞こえないように…
自然と溢れ出てくる声を押し殺した……。


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