小林物語

小林物語1巻 その2

角井のGymにやってきた
体を鍛えるのが趣味な小林は持ち前の身体能力でサンドバックを叩くと会長は大喜び!「こりゃうちのGymからCHAMPIONが生まれるぞこりゃ^o^」おだてられると調子にのりやすい小林だが、確かに素人とは思えないパンチ力だ。そして一気にBoxingにのめり込んだ
小「角さん!俺の左見たでしょ!?いや〜会長さんがプロにならないか〜だって(笑)」
角「まあ試合と練習はまったく別ものだけどね」
「何だよ〜その言い方。自分がBoxingでうまくいかなかったからって嫉妬しないでくれよ…」
「ああそうだな。すまない」どこかそっけない角井に思ってもみない事を口にしてしまった。実は小林は1番角井に褒めてほしかったのだった。角井は昔プロBoxerでCHAMPIONを夢見ていたのだが断念した事があった。
数日後
ついに初めてのスパーリングをする事に!しかし小林はパンチをまったく出す事は出来なかった。
角「打ってかないと負けちゃうぞ!」恐怖で出せなくなってしまう人がいるなか小林は少し違った事だった
「だってパンチ当たったら痛くないかな…とか思って」角井の心配はこれにあった。優しい性格の小林が人を殴る事など出来ないと!(チンピラのときはとっさの事だったので)
「俺もそうだった。しかしそれがBoxingだ!」小林は才能と努力に満ち溢れた角井がなぜ夢を諦めたのか分かったような気がした。
「俺やるよ!角さんが果たせなかった夢を俺が果たしてやる!」
小林の悩みが消え、小林にも角井にも新たな夢が生まれた、実りあるスパーリングになった。
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