【極短】ポップキャンディ



やば…



悪い方ばっかに考えてたら涙でてきたぁ…












飛鳥のばかぁ…!



















「あゆ?!どした?」


教室に涙流しながら入るあたしに声をかけるみき。



そりゃそうだよね。



泣きすぎて目パンパンだし…





「飛鳥が悪いもん…」


「またなんかあったのね…」

あたしは一部始終みきに話した。







「んーそれはひどいね」


「でしょ?飛鳥って…ホントにあたしのこと好きなのかなぁ?」


「好きって言われたことはあるの?」


「前に…一回だけ…」


「ってか付き合ってどれくらいだっけ?」


「今月で半年だよ」


「ん〜飛鳥先輩ってクールだから…そぉいう態度も解るけど……あゆは不安になっちゃうよね」


無言で頷くあたし。



「じゃあさ!やきもち作戦してみよーよ」


「やきもち作戦?」


「飛鳥先輩にやきもちやかせるの〜!」






やきもち…?



「飛鳥がやく訳ないよ」



それはやるまえから解ってるからやる意味ない。



だって飛鳥がやきもちなんてやく訳がない。


ってか飛鳥の感情的になったとこなんてみたことないし。






はぁ…







自分で言って悲しくなる。







< 8 / 14 >

この作品をシェア

pagetop