【極短】ポップキャンディ
やば…
悪い方ばっかに考えてたら涙でてきたぁ…
飛鳥のばかぁ…!
「あゆ?!どした?」
教室に涙流しながら入るあたしに声をかけるみき。
そりゃそうだよね。
泣きすぎて目パンパンだし…
「飛鳥が悪いもん…」
「またなんかあったのね…」
あたしは一部始終みきに話した。
「んーそれはひどいね」
「でしょ?飛鳥って…ホントにあたしのこと好きなのかなぁ?」
「好きって言われたことはあるの?」
「前に…一回だけ…」
「ってか付き合ってどれくらいだっけ?」
「今月で半年だよ」
「ん〜飛鳥先輩ってクールだから…そぉいう態度も解るけど……あゆは不安になっちゃうよね」
無言で頷くあたし。
「じゃあさ!やきもち作戦してみよーよ」
「やきもち作戦?」
「飛鳥先輩にやきもちやかせるの〜!」
やきもち…?
「飛鳥がやく訳ないよ」
それはやるまえから解ってるからやる意味ない。
だって飛鳥がやきもちなんてやく訳がない。
ってか飛鳥の感情的になったとこなんてみたことないし。
はぁ…
自分で言って悲しくなる。