告白  ‐伝えたい言葉‐
走って、走って…        気付いたら、屋上に来ていた。               ここは、昼休み、           皆でランチをする場所。               陽斗との思い出がいっぱい詰った         場所だった。               なんで、ここなの???                   私は、 密かにで悪態をついた。               壁によりかかって座った。                  しばらく、空を眺めていた。                 よく陽斗と、           雲の形で言いあいしたっけ…               明日から、そんな些細な事も、 私達…できなくなっちゃうよね。               告らなきゃ…          私達、友達でいれたんだよね。               私は、溢れ落ちる涙を拭いもせず      ただ空を見ていた。
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