Sexy kiss
翻弄



それから私達が会うことはなかった。



私が避けたんだ。



あっちゃんのこと知りすぎたからあっちゃんがいつどこにいるかも予想がついた。



あっちゃんは優しいから話しかければ笑顔を私にくれるだろう。



その笑顔を捨ててでも、私は忘れたかった。



そしてあっちゃんの存在が薄くなった頃、私は高校生になった。



「真希同じクラスだって」



私はクラス表を見て親友の真希に抱きつく。



「やったね美月」



私達は二人で体育館に向かう。



「見てみて美月、この学校かっこいい人いっぱいいるよ」



入学式が行われている中真希は周りで品定めをしている。



< 4 / 22 >

この作品をシェア

pagetop