アタシの人生、小説より奇なり
好きで付き合ってるんだし

そりゃあマサはいいやつだったよ?


いいやつだったけど…


だんだんわかってきた。

優柔不断と優しさは違う。
人がいいのと調子がいいのは違う。


だけど、それに気づいても後戻りなんか出来なくて。

周りがマサを批判すればするほど、
じゃあやっぱりアタシがなんとかしなくちゃって思った。



そんな感じで、せっせと働いてはお金を払い、


気づけば高校を中退してから一年が経とうとしていた…。


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