アタシの人生、小説より奇なり
遙は三歳になっても、一歳になるかならないか位の子供とかわらない身長しかなくて…。


よく赤ちゃんに間違われた。


遙の病気は、小人症…しかも、脳下垂体からすべてのホルモンが全く出ていないという重いものだった。


だから身長だけではなく、腎臓や女性としての成長も阻害される…。


目の前が真っ暗になった。


そうして、遙の病気はアタシのせいなんだと。


そういう体で産んだアタシが悪いんだと、


自分で自分を責めて責めて

責めまくった…。
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