〔短編〕また、3分後に夢の中で。
私にわからない話をしないで。

気分が悪いわ。

不愉快だわ。

男子生徒は妙な顔をした。怪訝そう、と言うべきかしら。

「…覚えて無いの?」

「知らないわ。私はいなかったんじゃないかしら。」

「…いや、確か…。」

「もういいわ。何か気の紛れる話は無いの。」

「ん…。何だろうな…。お前こそ何か無いのかよ。」

「…そうね…。」

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