〔短編〕また、3分後に夢の中で。
「…い、おいっ!」

「…ん…。」

誰かに肩を揺さぶられ、目を開けた。

薄暗くて何も見えない。
だけど、目の前にいる人だけは鮮明に見えた。

「あなたは…。」

「俺だよ、同じクラスだろ?」

目の前に立っているのは、さっき授業中に寝ていたあの男子生徒。

名前は何だったかしら。

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