Addicted to you
「再来週、孫が私の誕生日を祝ってくれるパーティーを催してくれるそうなんだが、私はそういった堅苦しいものはキライでね。果穂さんも来て、私のそばで話相手になってくれないかね?」
「ええっ!」
司さんは述べたように、相当な資産家で、その司さんの誕生日パーティーとなれば、それなりの人が集まってくるはず。そんな中、私を招待しようと言うのだ。
何度も断ったんだけど、なかなか帰してくれなくて、さすがに支店長もイライラと待っているような時間になってしまい、仕方なく誘いを受けるハメになってしまった。
しかも、ドレスをプレゼントしてくれるそうで、今度、そのドレスを買いに行く約束までさせたれてしまったのだ。
私は、さらに頭が痛い気分で自分の支店へと戻った。
「遅よお!」
同じ支店に同期は4人。
朝とは別の、隣の課の同期の子が話し掛けてきた。
今朝の子は常盤麻美。
落ち着いた雰囲気の大人しい子だ。
今話し掛けてきているの彼女は藤本美香。
ムードメーカーで、誰とでもすぐに仲良くなれる。
「・・・・その挨拶、面白くない」
不機嫌そうに言う果穂に美香がわざとらしいリアクションをとってみせる。
「わっ、果穂ちゃん、ご機嫌ナナメだねぇ~。支店長の所にはちゃんと行った?」
「行った。そんで、司さんのお誕生日パーティーに私と支店長が呼ばれたって話したら、すごいご機嫌で今度お昼おごってくれるって」
「うわぁ~・・・・・・ご愁傷サマ」
「そう思うなら、代わって」
「イヤ」
支店長はけして嫌な人ではない。
ただ、ちょっとオヤジギャグが寒くて、ただ、ちょっとセクハラで、ただちょっと女の子を触るのが好きなのだ。
普通ならセクハラ問題が起きるようなものなのだが、人当たりがよく、気前もいい。
それに、いざとなったら頼れるし、部下への気配りもマメだったりする。
触っても、小さな娘を撫でるような撫で方で、けして厭らしさを感じさせない触り方なせいか、今の所、大きな問題にはなっていない。
問題なのは寒いオヤジギャグだってところ。
寒くて笑顔が凍りつく事うけあいだ。
「ええっ!」
司さんは述べたように、相当な資産家で、その司さんの誕生日パーティーとなれば、それなりの人が集まってくるはず。そんな中、私を招待しようと言うのだ。
何度も断ったんだけど、なかなか帰してくれなくて、さすがに支店長もイライラと待っているような時間になってしまい、仕方なく誘いを受けるハメになってしまった。
しかも、ドレスをプレゼントしてくれるそうで、今度、そのドレスを買いに行く約束までさせたれてしまったのだ。
私は、さらに頭が痛い気分で自分の支店へと戻った。
「遅よお!」
同じ支店に同期は4人。
朝とは別の、隣の課の同期の子が話し掛けてきた。
今朝の子は常盤麻美。
落ち着いた雰囲気の大人しい子だ。
今話し掛けてきているの彼女は藤本美香。
ムードメーカーで、誰とでもすぐに仲良くなれる。
「・・・・その挨拶、面白くない」
不機嫌そうに言う果穂に美香がわざとらしいリアクションをとってみせる。
「わっ、果穂ちゃん、ご機嫌ナナメだねぇ~。支店長の所にはちゃんと行った?」
「行った。そんで、司さんのお誕生日パーティーに私と支店長が呼ばれたって話したら、すごいご機嫌で今度お昼おごってくれるって」
「うわぁ~・・・・・・ご愁傷サマ」
「そう思うなら、代わって」
「イヤ」
支店長はけして嫌な人ではない。
ただ、ちょっとオヤジギャグが寒くて、ただ、ちょっとセクハラで、ただちょっと女の子を触るのが好きなのだ。
普通ならセクハラ問題が起きるようなものなのだが、人当たりがよく、気前もいい。
それに、いざとなったら頼れるし、部下への気配りもマメだったりする。
触っても、小さな娘を撫でるような撫で方で、けして厭らしさを感じさせない触り方なせいか、今の所、大きな問題にはなっていない。
問題なのは寒いオヤジギャグだってところ。
寒くて笑顔が凍りつく事うけあいだ。