Addicted to you
 何がなんだかわからないまま、仕事が終わった。

 自分の意識がなくても、体はちゃんと仕事をしたらしい。
 こんなふうに意識がなかったのであれば、どんなミスをしていたかさえも判らない。
 泣きそうな気分で、自分のディスクを片付け出した。

 すぐ横の窓から見える外は、どんよりとした雲に覆われ、室内の蛍光灯にガラスが反射して自分の姿が写っていた。

 今にでも、泣きそうな顔をしている・・・・・・。
< 24 / 42 >

この作品をシェア

pagetop