Addicted to you
会場は司さんの息子さんが経営しているというホテルだ。
内装はかなり近代的で、ファミリー向けというよりは、会社員をターゲットにしているようだった。
会場に着いてから、支店長とまず司さんを探す。
招待してくれた挨拶をしなければならない事もあるけれど、今着ているドレスは司さんがプレゼントしてくれたもので、少しでも早くお礼を言いたかった。
深いオレンジが、光の反射によってグリーンかかったように見える。
ふんわりとしたシフォンに包まれたロングドレスに淡い色のシースルーのショールにも、金の刺繍が施してあり、とてもシンプルで大人っぽいデザインのわりに可愛らしさがあるものだった。
もどかしい思いで会場を見回す。
「あ、支店長、あそこに司さんが・・・」
「ん?」
会場でひときわ人だかりのあるところに、探していた人物を見つけ、支店長と歩いていく。
途中、司さんが私に気付き、優しく微笑んでくれた。
それだけで、ふんわりと優しい気持ちになり、こちらも笑みを返してしまう。
「どこの美しいお嬢さんかと思ったよ。そのドレス、とても似合っていて良かった・・・」
「ありがとうございます。私もとても気に入ってます」
支店長と挨拶を交わすと、司さんは私の背中を押して支店長を残し、何処かへ連れて行こうとする。
「あの?」
「息子と孫が来ていてね。紹介しようと待っていたんだよ」
こんな所に支店長を置いていくなんて・・・・と思って振り返れば、支店長は先ほどまで司さんとお話していた人たちに話し掛けていた。
さすが・・・と思いながら、司さんについて行く。
内装はかなり近代的で、ファミリー向けというよりは、会社員をターゲットにしているようだった。
会場に着いてから、支店長とまず司さんを探す。
招待してくれた挨拶をしなければならない事もあるけれど、今着ているドレスは司さんがプレゼントしてくれたもので、少しでも早くお礼を言いたかった。
深いオレンジが、光の反射によってグリーンかかったように見える。
ふんわりとしたシフォンに包まれたロングドレスに淡い色のシースルーのショールにも、金の刺繍が施してあり、とてもシンプルで大人っぽいデザインのわりに可愛らしさがあるものだった。
もどかしい思いで会場を見回す。
「あ、支店長、あそこに司さんが・・・」
「ん?」
会場でひときわ人だかりのあるところに、探していた人物を見つけ、支店長と歩いていく。
途中、司さんが私に気付き、優しく微笑んでくれた。
それだけで、ふんわりと優しい気持ちになり、こちらも笑みを返してしまう。
「どこの美しいお嬢さんかと思ったよ。そのドレス、とても似合っていて良かった・・・」
「ありがとうございます。私もとても気に入ってます」
支店長と挨拶を交わすと、司さんは私の背中を押して支店長を残し、何処かへ連れて行こうとする。
「あの?」
「息子と孫が来ていてね。紹介しようと待っていたんだよ」
こんな所に支店長を置いていくなんて・・・・と思って振り返れば、支店長は先ほどまで司さんとお話していた人たちに話し掛けていた。
さすが・・・と思いながら、司さんについて行く。