好きだからBLの恋
なぜ突然久音が女性嫌いになったのか、はっきりとしたことはわからないが、昔、預けた先の家族と何かあったのだということだけはわかっていた。
風人も前にその家族と会ったことがあったが、従姉妹達の久音に対する接し方が普通じゃない印象を受けたほどだ。
隙を見ては久音にべたべたと触ろうとしていたし、まるで久音が自分達のモノだというような尊大な態度だった。
思い出しただけでも、あの従姉妹達には風人もぞっとする。
あの従姉妹達が久音に何かをしたせいで、久音は極度に女性に対し嫌悪することになったのだろう。
従姉妹達は自分が女性だと強くアピールしているような服装を好んでいたことに対し、優子は割りと肌を見せない服装が多い。
控えめな笑顔。
気さくな態度。
頭も良く、素直で、明るい。
そんな優子なら、久音の女性嫌いも治すことが出来るのではないかと一瞬、風人は考えていた。
「ま、充分注意しろよ?」
「OK!」
「・・・って、なんで奏多が返事するんだよ!」
「俺、協力者だから」
「・・・はぁ・・・」
おきらくな奏多の態度に、風人はどっと疲労感に襲われるのだった・・・・・・・・・。
風人も前にその家族と会ったことがあったが、従姉妹達の久音に対する接し方が普通じゃない印象を受けたほどだ。
隙を見ては久音にべたべたと触ろうとしていたし、まるで久音が自分達のモノだというような尊大な態度だった。
思い出しただけでも、あの従姉妹達には風人もぞっとする。
あの従姉妹達が久音に何かをしたせいで、久音は極度に女性に対し嫌悪することになったのだろう。
従姉妹達は自分が女性だと強くアピールしているような服装を好んでいたことに対し、優子は割りと肌を見せない服装が多い。
控えめな笑顔。
気さくな態度。
頭も良く、素直で、明るい。
そんな優子なら、久音の女性嫌いも治すことが出来るのではないかと一瞬、風人は考えていた。
「ま、充分注意しろよ?」
「OK!」
「・・・って、なんで奏多が返事するんだよ!」
「俺、協力者だから」
「・・・はぁ・・・」
おきらくな奏多の態度に、風人はどっと疲労感に襲われるのだった・・・・・・・・・。