好きだからBLの恋
風人がコーヒーをマグカップについていると、居間の方から聞きなれた音楽が流れてきた。
「風人、携帯鳴ってる~」
「わかった!」
コーヒーをそのままに、風人は急いで居間のテーブルの上に置いていた携帯を手に取った。
携帯の表示画面に兄の名前が表示されている。
「あれ、兄貴だ。もしもし?」
風人には3つ上の兄がいて、父親の仕事を手伝っている。
自分より優秀で優しい自慢の兄で、風人は昔から兄には頭が上がらない。
「風人にお兄さんがいたなんて初耳」
「アイツさ~、すげーブラコンなの。ま、あんな兄貴がいたらブラコンになっても仕方ねえって思っちゃうけど。それくらいカッコイイ人なんだ」
「へーそうなんだ」
さっきの喧嘩のことなどなかったかのように、仲良く2人が話している横で、風人が携帯で話している。
「・・・わかった。じゃあ」
あきらかに沈んだ声で携帯を切った風人に2人の意識が向けられる。
風人は真っ青な顔をしており、普通ではない風人の様子に優子と奏多は顔を見合わせた。
「兄貴、何だって?」
「まずい・・・」
「は?」
「まずい! 兄貴が帰って来るんだ優子!」
何がまずいのかわからないが、風人はいきなり優子の腕を掴んだ。
「一生のお願いだ。今すぐ服を着替えてくれ!!」
「はい?」
風人の言葉が理解出来ない優子は、ぼうぜんとしていて反応しきれていない。
「風人、何言ってんだよ?」
優子を守ろうとしてか、風人に掴まれている腕を奏多が掴む。
いきなり着替えて欲しいと頼む意味が分からないので、奏多はとっさに優子を守ろうとしたのだ。
「兄貴が帰ってくるんだ! 女が家にいるのがバレたら兄貴に殺されるっ!」
「はあ?」
優子は風人の彼女ではない。
ただの研究仲間だ。
ちゃんと説明すれば奏多もいることだし、女を連れ込んだとは思われないだろうと奏多が言うと、風人は青い顔のまま首を振った。
「違う。兄貴は極度の女嫌いなんだ」
「「女・・・嫌い」」
「だから優子がいるとマズイ! 俺の服を貸すからそれに着替えて欲しいんだよ!!」
あまりの展開についていけなかったが、何度も説明をする風人に優子は立ち上がった。
「風人、携帯鳴ってる~」
「わかった!」
コーヒーをそのままに、風人は急いで居間のテーブルの上に置いていた携帯を手に取った。
携帯の表示画面に兄の名前が表示されている。
「あれ、兄貴だ。もしもし?」
風人には3つ上の兄がいて、父親の仕事を手伝っている。
自分より優秀で優しい自慢の兄で、風人は昔から兄には頭が上がらない。
「風人にお兄さんがいたなんて初耳」
「アイツさ~、すげーブラコンなの。ま、あんな兄貴がいたらブラコンになっても仕方ねえって思っちゃうけど。それくらいカッコイイ人なんだ」
「へーそうなんだ」
さっきの喧嘩のことなどなかったかのように、仲良く2人が話している横で、風人が携帯で話している。
「・・・わかった。じゃあ」
あきらかに沈んだ声で携帯を切った風人に2人の意識が向けられる。
風人は真っ青な顔をしており、普通ではない風人の様子に優子と奏多は顔を見合わせた。
「兄貴、何だって?」
「まずい・・・」
「は?」
「まずい! 兄貴が帰って来るんだ優子!」
何がまずいのかわからないが、風人はいきなり優子の腕を掴んだ。
「一生のお願いだ。今すぐ服を着替えてくれ!!」
「はい?」
風人の言葉が理解出来ない優子は、ぼうぜんとしていて反応しきれていない。
「風人、何言ってんだよ?」
優子を守ろうとしてか、風人に掴まれている腕を奏多が掴む。
いきなり着替えて欲しいと頼む意味が分からないので、奏多はとっさに優子を守ろうとしたのだ。
「兄貴が帰ってくるんだ! 女が家にいるのがバレたら兄貴に殺されるっ!」
「はあ?」
優子は風人の彼女ではない。
ただの研究仲間だ。
ちゃんと説明すれば奏多もいることだし、女を連れ込んだとは思われないだろうと奏多が言うと、風人は青い顔のまま首を振った。
「違う。兄貴は極度の女嫌いなんだ」
「「女・・・嫌い」」
「だから優子がいるとマズイ! 俺の服を貸すからそれに着替えて欲しいんだよ!!」
あまりの展開についていけなかったが、何度も説明をする風人に優子は立ち上がった。