恋、桜色




「ねぇ…、いちご?」


「ん?」


「最近、おかしいよ…?」




来た。

いつかは、
聞かれると思ってた。



「えっ、そうかな?」

「…なんかあったでしょ?」


亜子の不審な目。



「えー?なんもないよ?」



作った、明るい声。


今もこらえている涙。











「嘘つかないで」









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