恋、桜色
「えぇーっ、ちょっと!!
亜子!!いきなりハグなんかしたら、
変な風に誤解され…ッ」
「ねぇ…いちご?」
亜子は、
私の言葉を遮り、
語りだした。
「私ね、いちごを見てて、『恋』に対しての見方が変わったんだ…。
いちごのおかげ。
恋って、すごい素敵な物なんだって事、あたし、いつの間にか忘れてたみたい…。
いちごを見てて思い出した。
今ある幸せを、再実感したんだよ…。」
「…亜子…。」
「いちごは強いから、大丈夫」
「うん、大丈夫」