Sweet☆LOVE(続編集)

それから到着した大きな駅で別れると、香奈は相変わらず短いスカートからあの下着を見せながら、大きく手を振って去って行った。


大人大人って…

別にそんなパンツ必要ないでしょ。



「それで先生、今日はどこへ?」


「僕の部屋です」


「そうなんですか……ええっ!?」


「嫌でした?」


「い、いえっ!」



陽サマの部屋!?

で、でで、でも……
勝負下着じゃないですよ?




並んで歩く白い道に、サクサクと足音がなる。

陽サマの住むマンションは、そこからすぐの川沿いにあった。



「一人で住んでるので遠慮はいりません」


「は、はい!」



一人……逆に緊張します。


陽サマの部屋は、性格そのまんまのキレイでシンプルなワンルーム。

モノトーン調の家具に包まれて、当然ベッドだってベランダ側に存在した。



「座ってください」


「と、隣にですか?」



静かにソファに寄りかかる陽サマを見て、私はその場で直立状態。

黒いそのソファは二人掛けで…



「床に座る気ですか」


「そうじゃないですけどっ」



だってソファで隣って
…なんかすごい。




< 13 / 62 >

この作品をシェア

pagetop