Sweet☆LOVE(続編集)
柔らかそうな生地に腰を下ろせば、沈んだ分だけ陽サマにぎゅっと身体が近づく。
おぉーっ!
心臓壊れるよー!
こんなに近くでドッキンドッキンさせてたら、きっと陽サマにも病気だとか思われそう。
暑くもないのに汗だって流れるし。
「よ…先生。なんで今日は先生の部屋なんですか」
「なんでと言われても…」
すぐ隣で複雑な顔をする陽サマ。
そ、そっか!
こんなこと、女の私から聞くものじゃないんだ!
黙る陽サマの考えを、悟ったわけでもないのになぜかそうなってるつもりになって
私は一人納得しながら、やたら悶々としてしまった気持ちを隠そうと深呼吸をした。
荒くなる鼻息。
陽サマ、
私はいつでもオッケーです!
「そうだ、先生は何色が好きなんですか」
今さらラッピングの色を変えれるわけじゃないけど、今朝詰めたチョコレートには、一応雰囲気に合わせた白とクリアなペーパーに金のリボンを結ってある。
私はそれを鞄から出しながら、陽サマに手渡そうと振り向くと
「先生…なにやってるんですか」
陽サマは腕組みをしながら目を閉じて、何やらじっと考え込んでいた。
もしかして…
「別にそんなに真剣に悩まなくていいですよ?色が違ったからって落ち込みませんから」
「それは良かったです」
ホントに、
どこまでも真面目なんだから。