Sweet☆LOVE(続編集)
明日は会えるのかとか、次はいつ会えるのかとか。
そんなことを気にすること自体、どうかしてると疑問だった。
会えればそれでいい。
会えなくてもそれでいい。
オレにはそれが普通だったから。
でも今はそうじゃない。
人にはいつか離れる時が来る。
それが怖くて。
オレが歩美と離れる時はいつなのか、いつまで一緒にいれるのか。
そんなことばかり気にしてた。
朝目を覚ませば、隣にはいつも暖かい温もりがあって
シーツから出ていた白い肩にキスをすれば、半分眠ったままの歩美がまぶたをこする。
「春樹…」
歩美がそう呼ぶ感覚。
甘い吐息と、
くすぐるような笑い声。
時々困らせる表情や、陰でこっそり泣く仕草。
そのすべてが、今のオレを支配していて。
それを失うことなんて、想像もできなかったんだ。