Sweet☆LOVE(続編集)
中学生の頃は、一緒に彼氏できない同盟を作っていた香奈。
女らしさのない二人だったけど、それでも恋する気持ちにはいつも夢中だった。
それでお互い高校生になって、二人とも同じくらいの時期に大好きな彼氏ができて。
これからもずっと、同じペースで歩んでいこうとか思ってたのに?
お泊まりって…
私もしたいじゃん!
「ダメです」
「え〜っ、なんでぇ〜」
「由利さんは高校生でしょう」
しかし陽サマは
やっぱり堅かった。
「私も先生とお泊まりしたい!香奈に抜かれる〜っ」
「そういうことは、競争じゃありません」
「もうーっ!意地悪!」
「教科書出してください」
ムキーーーっ!
私がこんなに大胆なことを誘ってるのに、陽サマは顔色ひとつ変えずに冷静なまま。
あ〜ぁ、ホントに私のこと好きなのかなぁ…。
「ではこの問題をやってみてください。…由利さん、聞いてますか?」
「ねぇ先生、私のこと好き?」
「怒りますよ」
「うぅ…、すみません」
だってだって、
心配なんだもん!