最カノ・アスカ様。
「ユッチ、かっこよかったなァ……」


一瞬ユウイチと目が合った(ユウイチは気付いていないが)事で、アスカ様の胸は甘く締め付けられた。

寂しさが溢れだす。


「ユッチィ……アスカちゃん、寂しいZO」


冷たい風が吹き付ける中、アスカ様はシクシク泣いた。

ヤモリポーズのまま。


そして、あるとんでもない決意をする。





見てるだけじゃ、足りない──……。



〔ナレーターSIDE-終-〕
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