最カノ・アスカ様。
あぁ、ヒロ……

お前に後光が差して見えるぜ。


とりあえずこれで、アスカと1対1にならずに済むんだ。


しかも。

アスカに会えばヒロも、おれがウソついてねぇってことがわかるだろ?


証人が2人となれば、さすがのセイヤも信じるハズ。


そうすりゃ、3対1。


おれが有利だ。


あの恐ろしいおさげマッチョの呪縛から、解放される……!


あぁもう……ヒロ様と呼んでやりたいぜ。


「えっ、いいん?おれが行っちゃったら、アスカ様とのラブラブタイムのお邪魔じゃ……」

「はははっ!殴られてぇのか?」

「ひぃ」

「とりあえず、放課後。絶対な!」

「ウィッス!」


一気にテンション急上昇なおれ。


次の瞬間、今まで黙っていたセイヤが口を開いた。

キッパリサッパリと放たれた一言。
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