最カノ・アスカ様。
顔を真っ赤にして俯く様子が、告白してきた時と重なった。


「あ……あの……。ユウイチくんって、チョコ、食べれる……!?」

「……へ?食えるけど……」

「あ、そっか。うん。そんだけ…………じゃ!」


アヤはホッと安堵したような笑顔を浮かべると、そそくさと退散してしまった。


ポツーン……。


「……なんだったんだ……?」


くれねぇの?チョコ……。


ってなに期待してたんだおれは。


それより、なんでいきなりチョコなんだ?


深まる謎。
< 43 / 119 >

この作品をシェア

pagetop