キミ色に染まりたい


「俺、息大丈夫だった?」

「全然大丈夫だよ!てか気にしすぎだよ〜」


「そうすか?」


「うん」


こういう細かいとこ嫌い
私はO型だからなんであんな気にするのか理解できなかった


「この匂い好き〜」

「やっ…ばか!!」

矢田がいつの間にか私の肩に寄りかかっていた

「先輩かわいいね」

「かわいくないし!」

バシッとはたいた


私は意地っ張りってゆーか素直になれない…

ホントは嬉しかった


「素直にありがとって言おうよ」

矢田が頭をポンポンってしてきた


「―――…」


ばか。。。

優しすぎ……


「……ありがと」


「先輩…かわいい」


ギュッと抱きしめられた

抱きしめられるとなんも考えられなくなる…


「あ〜やっぱ先輩いい匂い…」


「ふふっ…幸せ……」


「俺も今すっげー幸せ……大好きだよ…」

「私も大好き……」


「やべー…またキスしたくなってきた」


「えっ…」

「もう一丁しませんか?」


「喜んで♪」



そう言うと私の手を引いて外へ出た
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