キミ色に染まりたい


「先輩っ……」


矢田が肩をつかんできた


少し痛いくらい力強かった


「えっ…あっ」


「キスしてい?」

「ち…ちょっ…と待って…心の準備が…」

私は矢田の体をドンっと押して突き放した

「あっ…ごめん」


「やっぱ俺強引でしたね…バスステに戻りますか…」

矢田は裏口のドアを開けようとした

後ろ姿が寂しそうで、、、

今止めなきゃ

矢田はもう戻ってこない。


そんな感じがした


「待って!………キスしたい」


矢田が笑顔で振り向いた


「マジすか!?俺うるしい……でも無理しないで下さいよ」


「大丈夫だから!」


「ホントすか?」


「うん。。」
< 7 / 18 >

この作品をシェア

pagetop