壊れたこころ
店につくと同時に事務所に案内された。何度も生徒が補導され引き取りにいくみせ。もちろん店長も知っていた。「先生の息子さんだったんですか。大変ですね。」半分呆れて嫌みをいわれた。でもそんなことより俺の目の前にはジッと座り込んだ諒太がいた。俺の顔をみて何か言おうとしていたが俺はたまらず諒太を殴った。握り拳をつくり顔から頭から殴りつけ蹴飛ばした。「なんかいえよ。テメーはいつから泥棒になった?塾には行かないで金だけ盗んでしまいにはアダルトグッズか?これどうするつもりよ?」 背中を蹴飛ばした。何回も。顔から鼻血が出て目も腫れていた。でもむかついた。たまらなかった。店長が見るに見かねてとめた。俺は頭を深々下げ諒太にも謝らせかえった。 店の外には俺の教え子が四、五人いた。血だらけの諒太を見てきいてきた。「なんかしたの? 先生の息子塾でも女の子犯そうとしたことあるんですよ。」そんな事言われると俺の怒りメーターは確実に頂天になった。