壊れたこころ
翌日、嫁が起こしにいったが起きない。俺に助けを求めた嫁。俺は諒太を起こす。「なにしてる!早く起きろ。おまえはどれだけ迷惑かけるんだ。」そういいながら俺は殴った。
諒太は体を丸め怯えためで俺を見た。そしてしぶしぶ準備を始めた。
俺は学校まで車で送った。玄関に行くと足を止め中々進まない。「早く行け!」怒鳴り声を聞き諒太は進んだ。そして一度だけあいつは振り向き俺を見た。とても悲しそうに。そう、あの時諒太はこれから起こる強烈ないじめ地獄を知るかのように。
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