壊れたこころ
「大丈夫か?お前顔色悪いな。」そういって僕を抱きかかえてくれた。でも僕は「大丈夫だから」って小さな声で呟き目を逸らして振り払った。「まて、熱もある。」 そういっておでこに手をあてた。「かなり高いなぁ。今日は休め」そういって僕の腕を引っ張った。その時左の肩が服から少し見えたのをお父さんは見逃さなかった。左肩には青いあざがあった。奴らに殴られできたあざだった。僕は体中にあるあざを隠そうと必死だった。「ちょっと待て。左肩見せて見ろ。」 嫌がる僕を簡単にも抑えつけ上着を脱がせ上半身裸にさせた。「なんだ、これは…。」驚くのも無理ない。毎日毎日加えられる暴行で体中ブス青く腫れていたから。痛いのを我慢していた。上半身だけではなく脚や太ももにも同じ物があるのを確認した。