壊れたこころ
給食もまともに食べれず、誰もいない家に帰り一人で泣いていたのだろう。そのうちに食事をするのを怖がり誰にも打ち明けられずにずっと今まで来たんだろう。ひにひに諒太は笑わなくなりしゃべらなくなった。いつも怯えた目で俺を見た。体の傷もひどかったけど心の傷はもっと深かったんだと思う。もちろん俺がつけた傷も沢山ある。だからどんなに時間がかかっても諒太だけは絶対に命を掛けてでも俺が守ろうと思った。