大嫌い!!…大好き[短編]
そう思いながらも生まれてきたんだからしょうがない。
それより!!
そう!!それよりアイツ(笹沢 凌)を探さなきゃ!!!
ホントムカつくーーーーーッ!!
廊下をうろちょろしてるとアイツを見つけた。
帰りかけ??
私はとっさに走ってアイツを追いかけた。
やっと追いついて話しかけようと思ったらあっちが気付いたみたい。
「あなたはさっきの。どうしたんですか?」
コイツ(笹沢 凌)は私の事に気付いてるんだろうか。
「どうしたもこうしたもアンタって奴は!!」
「何ですか?」
……そーいえば名前名乗ってなかったっけ。
「私、世李奈って言うの。覚えてる?」
「…何の事ですか??僕何かしましったっけ?」
「とぼけないで!!幼稚園で散々苛められてたアンタの顔を私が見間違える訳ないでしょーがッ!!」
ホントに忘れてる?
まさか…ね。
「チッ…。覚えてたか。」