私の声 (詩)

_手を握って





ちゃんと手、握ってあげてよ。




もう方一歩の手、あいてるでしょ?




なんで握ってあげないの?




一人の子には握ってあげるのにね?




お父さんも、お母さんも、




自分たちが、一番周りの目を気にしてどうするの?




あの子を守ってあげれるのは貴方達しかいないのに・・




他の子供と何が違う?




一緒じゃない。




皆、性格も背かっこうも似てないんだから…。




その子も似てなくて当たり前でしょ?




なんで?



障害という名がついたから?



手を離しちゃうの?




自分のたったひとりの子供でしょ?




他に変わりなんていないんだよ?




障害だなんて思わないで。




それはその子の個性なんだから。




障害という名でその子の将来を奪ったりしないで。




それはその子自身の価値なのだから。




みーんな、個性があるんだよ?




もう一度言います。




どうか、



伝わって下さい。



その子を守ってやれるのは、




お母さん、お父さん、




貴方達だけなのです。





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