球地で…―心を探して―
第④章 ドゥトゥックの森
 
カナトが少し寝た後

私たちは茨の森を目指した

私はそこに行けば何かあるような気がした…

カナトが子供の姿になるよう呪いをかけたミュユラ…どんな奴なのだろぉ

けど 茨の森はいつ現れるか解らないんだって

カナトもたま②茨の森を見つけたらしいから…

「笹。これからどぉする?」

そんなカナトの言葉に苛立ちを感じ始めたのは太陽も真上に昇る頃だった

『だぁ~かぁ~らぁ~っ!私はココのことなぁ~んも知らっ…』

「…」

知らないって言おうとしたら右(東)から何か得体の知れないモノの気配を感じて振り返った…

何…この気配…

気持ち悪い…

『あっちのほぅ…』

なぜか口が勝手にそう言ってった

『行くと…ある…』

そぅ言いおわると私は少しフラついた…

気持ち悪い…

よろめき木にもたれかかる…

『…なにっ…今の…』

「笹…何があるっていうんだ?」

『解らない…でも…何かが呼んでる気がする…
気持ち悪い…↓』

「どぉする?行ってみるか?」

『…うん』

気持ち悪いけど…


ガサ②

森の中を東へ②とかきわけて進む
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