球地で…―心を探して―
『綺麗…』(ボソ)

思わず見とれてしまった…

「珍しぃ~お客さん?」

私は驚いて声のしたほぅを見た

するとそこには入ってきたときにはいなかったはずの小さな女の子が座ってた

「あっ☆気にしないで見てていいよ」

『…はぁ~……』

微妙な返事をした…

この子…お店の子かなぁ

そんなことを思いながらまた小物を眺めだした


『あれ…』

アレは… あの隅のほぅで小さな青い石が一際目立ち輝いてる

『ねぇ これなに?』

思ゎず少女に聞いてみてしまった…

「それ?それは<心の石>だょ~。チィ(←自分のコト)もほしぃってオババにいっつも頼んでるのにくれないの…ねぇ~オババ☆」

「それはチィが持つようなもんじゃないじゃろぉ~」

『ひょぇ~~!』

いつからいたのこの老婆…

思わず叫んでしまった…

「どぉかしたかのぉ」

『いぇ…なんでもありませぇ~ん』

「でぇ~お譲さんはこの石が気に入ったのかい?

その石にはなんでも不思議な思いがこもっているらしぃっと古くからの言い伝えがある…」

『そぉなんですかぁ~…』

どぉしてだろぉ~…

なんだかわからないけど…

コレをもってたら 私がこないだわからなくなったことを…解決してくれる…

そぉ思ってしまう…

そぅ思ってたらいきなり老婆が言った

「ソレお嬢さんにあげましょう」

『へぇ?なんでですか?』

「なんとなくだょ」

『…』

そんなんでいいのだろうか…

「えぇ~オババなんでチィにはくれないのにあげちゃうの?」

「チィはダメだよココのものは…」

「ちぇっはぃ②わかってますよぉ~だ」

私には何がなんだかさっぱりだが

なんかもらってしまった…

そして

チリィン~

迷った道を雨の中③時間も歩いてようやく家についた…
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