球地で…―心を探して―
だとしたらっ

全部拭いちゃえ♪

ハンカチをポケットから取り出し

ゴシゴシとキュゥルを磨いてみた

すると黒いキュゥルがあっという間に真っ赤に…

もしかしてコレ ピジョンブラット?(←ルビー)

なんでそんなものが黒く?

そう思ってたらいきなりキュゥルが光りだした

まぶしぃ…

目…開けてられないっ


目を開けたら

一面赤色の何もないところにいた

空から小さくて真っ赤な石が…

私の青い石の中に吸い込まれていった…

もしかして私のアズになったのかもしれなぃ…


そっと赤色が引くと

あの灰色のイスの上に居た…

でももう灰色ぢゃなくてピンク色になってたけどね

疲れたぁ~~

そぅ思いながらアズを緩めバリアをはっていたアズを解いた

そしたらすぐにカナトの追跡アズがきて…

その後城のものがいっぱい来て…

もちろんカナトとサントラス王さんも一緒

「笹?」

不思議そうに私の名前を呼ぶカナト…

そりゃそうだろぉねぇ~

侵入者追跡してたのに探し当てたら私なんだもん

『ごめんなさい。なんか大声でクセモノとか侵入者とか言われたら出辛くなっちゃって…それに高価そうな花瓶も割っちゃったし…』

ちょっとテレたように私が言うとカナトはなんて人騒がせなやつっと言わんばかりの顔してた

「おぉ~イスが戻っておるではないかぁ~」

そんな私とカナトをよそにサントラス王さんはイスが戻ってることに感激の声を上げる

まぁそんなんだから 屋根裏であったコトを話した


『考えてみれば…キュゥルが黒ずんでただけで私が来たこととは全然関係なかったわね』

「しゃが屋根裏にそのようなものを見たと言うものは居らぬし
ササ様だからこそキュゥルを見つけられたのかもしれません
何にしろありがとうございました」

っとサントラス王さんは何度も私にお礼を言った
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